男友達と二人で夜道を歩いていた
嫌味な感じの人なんだけど仲良くしていた一羽の鳥を捕まえた
それは本物の貴重な鳥で二人で「本物だよ凄いね!」って喜びあった
その鳥は卵を産んだ
とてもとても貴重な卵
持ってみるとその卵は生きていると感じた
両手で包み込むように持った 温かい
そしてなぜか細胞分裂していくのを感じた
そのまま友達と二人で夜道を歩いていた
やがて手の中で卵が動いているのを感じた
それまでずっと包み込むように温めていた手をそっと開いて覗いてみた
殻が小さな欠片となって崩れるように穴が開いていた
中から澄んだ大きな瞳が見えた 観察するように僕をじっとみている
それはとても大切な出会いだと感じた